私だけのアイドルだったのにな選手権

私だけのアイドルだったのにな…※アイドルマスターSideMの二次創作企画です。公式様とは一切関係ございません。

#私だけのアイドルだったのにな選手権 予選第10ブロック

皆様お疲れ様です。つのです!いよいよ#私だけのアイドルだったのにな選手権 予選第10ブロックです。今回の投票期間は1月22日0:00~1月23日23:50です。ご注意ください!投票フォームはページの一番最後にございます。好きなエピソード3つに投票してください。

1.円城寺道流

オリンピック金メダリストだった人を近所のラーメン屋さんで見つけた。怪我で電撃引退とかめちゃくちゃ週刊誌で騒がれていたのを覚えているけど、そこまでスポーツ選手に興味はなかったから、ふーん、くらいだった。スポーツ選手が引退して飲食店やってるってたまに聞くので。でもラーメン屋で働くその人はいつも笑顔で、元気で、お客さんひとりひとりの好きなトッピングを覚えていた。お客さんひとりひとりのことを覚えて、声をかけていた。 私が仕事ではちゃめちゃな失敗をしてもう家事をする気力もなくてべそかきながら行った時の、こっそり味玉とコーンを乗っけて「頑張ってる人は特別上手く感じるんスよ、うちのラーメンは」と目を合わせて言ってくれた時のあの顔が、目が、折れた心を知っている人の声が、何よりの救いで、 アイドルなんかにならないでほしかった。ずっとここで、私だけを救っていて欲しかった。

2.鷹城恭二

鷹城さんと同じコンビニで働いていました。私が働き始めて1年弱くらいにはもう鷹城さんは辞めてアイドルになっていました。私は高校に入りすぐに働き始め鷹城さんとは4歳差と年齢が離れていたため、あまり話すこともありませんでした笑 たまに休憩の時間が短いですが被ることがあり、狭い休憩室で2人きりになる時がありました。働き始めたての時に1回だけそのようなシチュエーションがあったのですが、「これから一緒に働く者」として多少のコミュニケーションは取ろうと思い鷹城さんに話しかけたことがあります。 第一印象は”顔が良い”でした笑 二重めちゃくちゃ綺麗だし泣きぼくろもあってめちゃくちゃパーツ整ってるやんけ〜!ってなりました笑 鷹城さんとシフトが被る時は毎回忙しくて落ち着く間もなかったので目が合ったり〜とかもなく淡々と仕事をこなしてる姿しか見てなく、横顔綺麗だなくらいにしか思ってませんでしたがいざ対面となるとめちゃくちゃ”美”で衝撃でした。 そこから鷹城さんは私の中でバイト先のアイドルポジになり、シフトが被った時は小躍りするくらい嬉しかったです笑 そんな鷹城さんが本当にアイドルをやるって聞いた時は驚きました。でも、あの顔の良さなら納得だな…ってなります笑 前に商店街のPRでBeitの皆さんとコンビニに来てくれた時はシフトが入ってなくて、見かけることさえできませんでした…悲しかったです…。 今思い返せばみのりさんもピエールくんもよくコンビニ来て鷹城さんにちょっかい出してたなぁ…笑 今でも鷹城さん、そしてBeitは永遠に私のアイドルです笑!

3.黒野玄武

米寿も近い婆ではございますが、投稿いたします。 いつものように散歩がてら買い物に出かけた日のことです。商店街から家までの距離は、なかなか老体に堪えます。少し休憩しようとエコバッグを地面に置こうとした瞬間、「大丈夫かい?」と大きな手が重なりました。 細身で長身の、端正な顔つきをした桜絢高校の制服を着た高校生でした。驚いた私に彼はそんな大荷物大変だろう、と言って軽々とエコバッグを持ちました。その時、なんと言いますか、先立たれた夫に一目惚れした時と同じように胸が高鳴りました。久しく抱いていなかった高揚感。恥ずかしながらときめいてしまったのだと思います。 それからというもの、悪い人がいないか街でパトロールをしているという「黒野さん」とはお知り合いになりました。お見かけした時に挨拶をしてくれたり、お友達と猫さんと歩いている時に私からお菓子を差し入れたり。 今は娘夫婦と暮らしているので、彼らがパトロールをしていた地域からは離れてしまったのですが、アイドルとしてお友達とご活躍されている姿を偶然孫娘が見せてくれた動画で知り、驚きました。黒野さん、私に青春のトキメキを思い出させてくれてありがとう。

4.握野英雄

高校の帰り道、部活で遅くなってしまった時に不審者に追いかけられた時に助けてくれたのが握野さんでした。その時は交番にいるちょっと顔の怖いお兄さんくらいの認識でした。たまたま巡回中だった握野さんが、不審者をものすごい速度で取り押さえてくれて、その後事情聴取で交番に行ったんですけど、その時も「男性警官の俺でごめんな、怖かったらよな」って付き添いが女性じゃないことをずっと気遣ってくれて、その後もとても紳士に対応してくださったことが印象に残ってます。それから交番を通る時は必ず挨拶するようになったんですが、握野さんが自然と目に入るようになって、今までなんで気づかなかったんだろうって思うくらい会う度会う度人助けしてるですよね、彼。そんな握野さんがアイドルになったって聞いてびっくりしたけど、ソロを聞いたら納得しちゃいました、すごく握野さんらしいなって!今ではすっかりFRAMEのファンです。

5.ピエール

多分あれはピエールくんだったんだと思います。多分ですけど。何年か前に仕事を辞めて、いろいろあって病院に通ってました。バスを降りて少し病院まで歩くのですが、何故か何度も行ったことがあるはずなのに病院までの道がわからなくなっていました。その頃、精神的に追い詰められていたので、それが理由だったんじゃないかと思います。道端の案内図を目の前にして、ぼーっと立っていました。地図を見ても碌に頭に入って来なくて、このまま何も出来なくなるんだろうなと思っていたその時、声をかけてきたのがピエールくんでした。「まいご?」「大丈夫?」「道 わかる?」と片言の日本語なのに必死に私を心配してくれているようでした。××病院に行きたいと伝えると、「病院!わかる!」と言ったあと私を少し眺めて、「痛い?」「へいき?」と尋ねてきました。私も年齢だけは大人なので大丈夫だよと伝えたのですが、ピエールくんは何を思ったのか、おもむろに私の手を引いてとてもゆっくり歩き始めました。結構な頻度で私を振り返りながら、片言ながらもかえるのぬいぐるみのことや、お友達のことを話してくれました。病院に着いても尚、心配そうに私を見て手を握ったままでした。なんだかその様子がおかしくて、私は笑って「送ってくれてありがとう」と言いました。するとピエールはほっとした様子で「おねえさん!スマイル!」「きらきら!」と言って嬉しそうに笑いました。それからピエールくんとは手を振って別れました。その日以来、その子と会っていません。私も通院する必要が無くなり、また新しく働き始めています。もう会えることは無いかもしれませんが、あの日ピエールくんと歩いた時間は、私の人生で必要な時間だったんだと感謝しています。ありがとう。

6.葛之葉雨彦

葛之葉の末席に名を連ねていた者です。明言はされていませんでしたが、雨彦さんの婚約者候補の一人でもありました。とはいえ二人きりでちゃんとお話しする機会すら叶いませんでしたが。 ある雨の日に、偶然母家ですれ違った私の目を見て『好きな場所へ行くのがいい』と仰られました。しばらくして彼はアイドルとなり、私はあの家を出ました。 手を引いてくれたのは雨彦さんです。彼のことが好きでした。もう二度とお会いすることはないでしょう。

7.山下次郎

高校3年生のとき、女子で国立理系を受験するのは私だけでした。そのため、特に進路が決まってからは多くの先生方が私のために時間を割いてくださり、よく相談にのってもらったり、勉強をみてもらったりしていました。 山下次郎……先生は、受け持っていた学年が違ったため直接指導を受けたことは最後までありませんでしたが、理科準備室に担任の先生を探しに行くと次郎先生がよくそこにいたので、話をする機会は何度もありました。特別な会話をした訳ではありませんが、次郎先生も、学校の期待を一身に背負う私の苦しみをそれとなく察してくれていたのでしょう。こっそりお菓子をくれることもあり、勉強とはあまり関係のない他愛もない話で気を遣ってくれる次郎先生のことを好きになるのに、そう時間はかかりませんでした。 次郎先生は別の学年の担当だったため、同級生の中には次郎先生のことをよく知らない子もいましたし、後輩が次郎先生のことをからかい口調で若いのにオジサンみたいと言うたびに、今思い返すととても恥ずかしいのですが、次郎先生の優しさを知っているのは私だけなのだという優越感を覚え、喜びを感じていました。校内ですれ違っても知らないフリをし、おやつをもらったことも当然2人だけの秘密(と言いつつ、担任もおやつをくれることがありましたし、他の先生方も一緒になって食べていたのですが……)です。ただ、イタさはあるものの、次郎先生に良く見られたい思いから「受験勉強と息抜きの両立ができる優等生の私」という意識を常に持っていたお陰で、受験優先で行動できていたことは、あらゆる面で幸いでしょうか。お陰で第一志望校に合格することができ、現在は未だ道半ばではありますが、幼い頃からの夢だった職業に就くことができました。 高校生活最後のバレンタインデーに理科準備室に行くと、次郎先生を含む数名の先生がいました。建前は受験対策のお礼としてお菓子を届けに、本音はもちろん次郎先生にバレンタインの贈り物を渡すためです。あいさつも兼ねて一人一人に渡して回り、私が次郎先生のところまで来ると、次郎先生は私が何かを言うよりも前に「ごめんね、何もしてやれなくて」と言いました。確かに私は、次郎先生の授業を受けたことはありませんでしたし、受験についての相談をしたこともありません。空いた時間に、ちょっと雑談をしたぐらいです。お礼をもらえるほど受験対策に協力したわけではないのにという、謙遜の言葉だったのでしょう。私は次郎先生とのおしゃべりは楽しかったですよと答えて、とっさに『義理』の包みを渡しました(『本命』は運良く不在にしていた担任の机の上に置きました)。それが次郎先生との最後のおしゃべりになりました。 あれからもう何年も経ちましたが、次郎先生がテレビの住人になってしまってもやっぱり先生は先生だなと思ってしまいますし、あの日に義理として配ったチョコレートが、もうずっと食べられないでいます。

8.古論クリス

学生の頃、朝早くに親を起こさないようそーっと家を出て、浜辺に腰掛けながら二人で海を眺めていました。 私は彼と見る海が特別で、彼が話す海洋生物のことが好きで、朝焼けが燃える水平線が私と彼の全てだと信じていました。 今、彼は、”世界中の人”に海の魅力を伝えるために活動しています。

9.天道輝

天道輝くんとは高校の同級生でした。志望校は違ってもお互い都内の大学だったので一緒に勉強することも増え、自然と付き合うようになりました。輝くんは私よりも頭が良くて、一緒に勉強をしていても教えてもらうばかりだったのにも関わらず「人に教える方が身につくからさ」と笑ってくれていました。私は今でも大学に合格したのは輝くんのおかげだったと思っています。本当にありがとう。 無事に志望校に入学してからは忙しい中でもお互いの家を行き来したり、バイトの合間にデートをしたりと私たちがお付き合いする中で一番恋人らしい時間だったと思います。輝くんが司法試験に受かり、弁護士になってからは更に忙しく、家に遊びに行っても不在ばかりで、何とか時間をみつけて月に数度会うような関係になっていました。当然恋人らしいこともできず、デートなんてもっての外。記念日すらお互い仕事に忙殺されていました。それでも何とか輝くんに会う為に仕事を詰め込み、無理をしていました。しかし、それを見かねた輝くんが終わりにしようと振ってくれました。輝くんのことはまだ好きでしたが今の関係はお互いのためにならないと思いお別れしました。 大学時代、私に向けてくれた笑顔で、もっと多くの人をポジティブな気持ちにさせてあげてください。 天道輝くん、本当にありがとうございました。 

10.硲道夫

俺、硲とは別の学部だけど教職の授業を一緒に受けていたよ。面倒な授業さえ真面目に受けている姿、自身の目指す教師像を明確に答える姿、模擬授業を堂々とこなす姿……どれをとっても俺からすると『俺の理想の教師』そのものって感じだっただよなぁ……同じ学生に対してこう思うのもどうかだけど、教師になる理由が特になかった俺にとっては正に『憧れ』で「こんな教師になりたい」って思わせてくれたんだよ。この前……と言っても1年くらい前だけど、久々に飯食いにいったんだよね。その時にまた理想の教師像について語っていたけど、出会った当時と変わらず、とても眩しく輝いて見えたな……だから正直、硲がアイドルになった時は驚きしかなかった。最初知った時はあまりにも唖然としたよ。「年度末どころか学期末待たずに教師辞めたのが本当ならば、ぶっ飛ばすかもしれない」……なんて、やっと内心で形にした文章がこんなにも物騒になっていたくらいにはね。まぁ、そんな俺を他所に、硲のことだからそのうち『皆を虜にする教師(アイドル)』になっちゃうだろうね。

11.紅井朱雀

小学生の頃、お父さんに連れられて行ったプロレス会場で会った事があります。 激しい試合が怖くて会場の外に逃げた私に話しかけてくれたのが朱雀君で、試合もそっちのけで遊んだんです。日が暮れたのにも気が付かなくて、お父さんに見つかった時寂しかったなぁ。あんなに楽しいの久しぶりで帰りたくなかったから。最後におっきく手を振ってくれた笑顔の朱雀君をまだ覚えてます。 雑誌で女の子が苦手って知って本当にびっくりしました。あの時は手繋ぎながらはしゃいでたのに。とんでもない初恋泥棒ですよ、今でも忘れられないですもん。

12.秋山隼人

高一のころ隣のクラスでした。隣のクラスにカッコイイ男子がいるって聞いて、興味本位で同じクラスの友達と休み時間に覗きに行ったんですけど、正直一目惚れでした。彼の笑顔みたことあります?誰にでもあんな笑顔なんですか?たまたま聞こえた秋山くんと男子の会話、モテたいって。秋山くん、君たぶんめっちゃモテてる。少なくとも私からはモテてた。 廊下でプリント落としちゃった時、拾ってもらったこともあるんですけど、そのまま職員室まで運んでくれて、お礼言おうとしたら部活に向かうところだったのか、急いで戻っていっちゃって。2年になった今もタイミングがなくて今もまだ言えてなくて。最近アイドルになったって本当ですか?今度握手会があるんだって。私も行くよ、秋山くん。あの時プリント拾ってくれてありがとうって、今度はちゃんと伝えるね。あと、好きだったよ。

13.天峰秀

中学一年の時同じクラスでした。どの授業の成績も良くて、スポーツもできて、すごい人だなって憧れていました。いつも音楽を聴いていて、放課後になるとすぐにいなくなっちゃってたから、多分部活に入ってなかったんだと思います。ある時掃除当番と日直が重なっちゃって教室に残っていたら、帰ったはずの天峰くんが戻ってきました。「それ、運ぶやつ?」とノートの山を見た彼に声をかけられ、驚きつつも頷いたら「持ってくよ。アンタ一人じゃ大変だろ」と手伝ってくれました。ずっと近寄りがたいと思っていたから、天峰くんの優しさに驚きました。あれから生徒会長、そしてアイドルになっていったのも頷けます。今にして思えば、天峰くんが初恋でした。

14.信玄誠司

同じ部隊の仲間でした。信玄さんはとてもフィジカルが強くて、でも優しくて。途中でへばった私の荷物を担いでくれたんです。自分の荷物も相当重いのに…。だから、親友さんが亡くなったときの信玄さんの消沈振りが忘れられなくて。信玄さんらしい太陽のような笑顔はもう見られないのかなって私まで憔悴してしまって。 でも、アイドルになって、また太陽みたいに笑ってて、私はとても嬉しいです。私も明日から訓練頑張ります、信玄隊員!

15.九十九一希

──この人の書く物語はなんでも好き。どんなお話でも構わない、この人の綴る言の葉の全てにどうしようもなく心を惹かれてしまう──そんな状態を作家への『恋』と呼ぶのであれば、私は今までふたりの方に恋をしてきました。いえ、正確には1.5人……とでも言いましょうか。 ひとりは、あまり名の知られた方ではありませんが、ライトノベル作家の方です。あまり多く書かないままに絶筆されてしまったようなのですが、出版されたものは全て初版を揃えています。 もうひとりの方は有名な方です、皆さんも名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんね。しかし、私が恋をしたのは一時期の作品だけでした。1.5人と表現したのはそのためです。勿論初期の作品も楽しませて頂いたのですが、人気が高まってきたある時期からたまらなく心を掴まれるようになりました。……ですが、どうしてでしょうね。最近の作品からは、あの胸を打たれるような感覚を得ることが出来ないのです。何か、心境に変化があったのかもしれません。 ──そういうわけで、ええ。これは私の恋がふたつとも、とっくのとうに終わっているというお話だったのでした。 いつかまた、私の心をたまらなく震わせてくれるような方に巡り会うために、今日も私は本を読んでいるのです。

16.花園百々人

高一のころ花園くんと同じクラスでした。 彼はずっと人気者で、私みたいな陰キャからするとちょっと怖いくらいで。だけどある日、花園くんがJupiterのグッズのボールペンを持ってることに気付いたんですよ。実は私Jupiterファンなんです。 だから私、勇気出して言いました。「それってJupiterのボールペンだよね?」って。誰もいない教室で。 そしたら、花園くん、ちょっとびっくりしたあと「初めて言われた。よく気付いたね」と笑っていました。 なんだか、特別になれた気がしたんです。おかしいですよね、たったそれだけのことなのに。みんなに好かれてる花園くんの、特別になったような気がして……嬉しかったんです。 彼がアイドルになる前から、私はこっそり彼をアイドルにしていました。 でも、それから一週間もしないうちに見ちゃったんですよ。Jupiterファンの女子が、あのボールペンを欲しがったところ。もちろん花園くんはあげませんでした。だけど「僕も友達にもらったものだから、詳しくないんだ」って言ってました。きっと、友達にもらったものだから大事にしているだけなんです。 結局、最初から私だけのアイドルではなかったんですよね。

17.木村龍

コンビニの店員です。 彼が高校生の時によく見かけていましたね。 慌しくおにぎりを2、3個買っていく姿も、放課後に唐揚げを買っていく姿もよく覚えています。ふふ、そういえばお店近くの自販機でコーラが吹き出すなんてこともよくありましたね。 朝の忙しい時間でも、お友だちや家族がいる時も必ず「ありがとうございます!」て言ってくれてました。あの眩しい笑顔と、明るい声に何度助けられたか… DVしてきた夫と別れるころだったかな、恥ずかしい話なんですけど頬に青あざができてしまって…出勤しないわけにいかないから俯きながら接客していたんですよ。でも彼の顔だけは見たくて、顔を上げたらびっくりした彼がいて、すぐに「大丈夫ですか?痛くないですか?」て言ってくれたんです。彼も頬に絆創膏付けていたんですよ?でもまるで自分のことのように辛そうな顔をして、悲しんで心配してくれて…その優しくて綺麗な心に救われました。 だから!あの報道が出たときは本当にびっくりしましたよ。「そんなことをするような子じゃない」って思っていました。 あの時も一回だけ来てくれたんでしたっけ。初めて彼の曇った表情を見ました。思わず声かけちゃいましたよ。「大丈夫。テレビで言ってるような悪い子じゃないって知ってるから!応援してるよ、消防士くん。」だったかな。少し泣きそうな顔で、でもすぐいつもの笑顔になって、「ありがとうございます!」って。少しは力になれたのかな。なれていたらいいな… 私、木村龍さんのことを信じてよかった。今も、アイドルになっても、人を助けようとしているでしょう?トラブルがあっても乗り越えようとするところも、多少自分のことは犠牲にしても人を助ける勇敢な姿は消防士みたいだなって思います。 テレビで見るとね、嬉しい反面遠い存在になっちゃったなって少し寂しくもあります。年甲斐もなく恋をしていたのかな。うーん…でもこの気持ちを恋で片付けたくないかも…綺麗なまま取っておきたい。まあ、少なくとも彼の笑顔に魅せられていたんだろうなって思います。 紛れもなく彼は私にとって希望をくれるアイドルです。

18.北村想

北村とは地元の中学の同級生でした。 なんか、全然女の子に興味ないですって顔してるのがカッコよく思えて、いいなって思って話しかけたりしてたら仲良くなりました。 中3の修学旅行、広島だったんですけど、その時も同じ班になれて、せっかくなら恋人になりたいなって思ってアプローチしてたんです。私、正直自分から告白は無いなって思ってて、だって男の人から告白されたいじゃないですか。だから待ってたんですけど、全然告白されなくて、結構脈アリって思ってたんですけど、ダメかなーって思ってたら、修学旅行の最終日に北村に呼び出されて告白されました。 「なんで最終日なの?」って聞いたら、 「なんか、振られて気まずいまま修学旅行まわるのやだなって思って」と言ってちょっと耳の端を赤くして手を繋いでくれました。可愛いですよね。 それからしばらく付き合ってました。 優しいし、デートしたらさりげなくエスコートしてくれるし、北村ってお兄さんいるからその影響なのか、ちょっと大人びててかっこいいんですよね。まぁ、エスコートって言っても田舎の中高生のレベルなんですけど。 北村ってクラスじゃそんなに目立たない方だし、というか運動あんまり得意じゃないからかめちゃめちゃ見学とかしてて、女子からは「うーん」って感じだったんです。でも勉強出来るし、顔だって、まぁ正直いちばんかっこよかったし、私すごく自慢の彼氏だったんです。 私だって当時はそれなりに可愛いって言われてたので、「なんであの北村?」って感じでした。でもそれがちょっとだけ優越感で。 北村もそう思ってくれてたんじゃないかな。 まぁでも、高校上がる時に私は私立の高校行ったんですけど、北村は別の高校行くって言うから別れちゃいました。だって、遠距離とか耐えられないし。 今アイドルしてるとこ見ると、なんか意外だなーって気持ちとやっぱりねーって感じの半々です。付き合ってる時とか、結構自信あるんだろうなってところはなんとなくわかってて、というかそこも好きだったんですけど、あんまり外には見せないようにしてるのかなって感じだったんで。 なんか喧嘩別れとかじゃないんで、普通に2人で撮った写真とかまだ実家にあるのだけが気まずいですね。北村にバレたら「捨ててよ」とか言われそう笑 来年の二十歳の集い、北村も来るんですかね。仕事あるかな。ふつーにもう今は好きとかじゃないし、私も彼氏いるし、会っても何もないんですけど。まぁ私のこと覚えてるかなーとかは気になります。 あーでもやっぱ会いたくないな。なんかめっちゃミーハーっぽいし。そういうの、北村嫌いそうだし。せめて懐かしくて良い元カノでいたい、みたいなそういうの、ありません?  

19.渡辺みのり

渡辺さんとご近所だったんですけど、私がこっちに引っ越してきた時(8歳くらいだったかな?)にご挨拶に行ったらお花をくれて、その時には多分恋してました(笑) お小遣いもらってはお花屋さんに行って一緒にお花選んでたなぁ。 ちっさいのにいっちょ前に「渡辺さんと結婚するー!」とか言っちゃって、その度に「大人になったらね」ってかわされて。気づいたら渡辺さんはアイドルになってて、気軽に「結婚する」なんて言えなくなっちゃったな。 私だけのアイドル「だった」人のために、ライブの時に(まだ学生だから時々だけど)お花を贈っています。イベリスの花。花言葉は⋯

20.硲道夫

硲先輩とは中学の時の図書委員会で出会いました。2つ上の先輩で、決して取っ付きやすい先輩ではなかったけれど、本棚の高い位置にある本を何も言わずにスッと取ってくれる、さり気ない優しさを持った、そんな先輩でした。 この間テレビのバラエティに出ている先輩をみました。あの頃の優しさはそのまま、強さを兼ね備えた素敵なアイドルになっていました。沢山のファンの方に愛されている先輩をみて私も誇らしくなっちゃったりして。でも時々思うんです。私が最初に好きになったのになぁって…

21.舞田類

舞田類先生。 高校2年の時に英語の授業を担当してもらっていました。 舞田先生は教師時代もとても素敵な先生でしたが、教師をやめてからアイドルとしてすごく人気になられてて、やっぱり最高に素敵な人だと思います。 英語がすごく苦手で嫌いだった私が、英語を好きになれたのは貴方のお陰です。 小さい頃からCAになりたかったけど英語が出来なくて諦めたって話、私にとっては笑い話だったし周りの大人も真面目に取り合ってくれなかったのに、舞田先生は真剣に聞いてくれて、まだまだ目指せるよって背中を押してくれて、すごく嬉しかった。 放課後職員室で英作文を添削してもらったり、長文を効率よく解くコツを教えてくれたり……英語苦手な私が何度も先生を訪ねて煩わしくなかったか、それだけが心配でしたけど。 あの時間は私にとって、高校生活で1番の宝物でした。まちがいなく。 先生に少しでも褒めて欲しくて、必死で勉強してました。先生は、私が思ってた以上にに沢山褒めてくれて、それが嬉しくて楽しくて、どんどん英語が上達しました。 国内線で再会した時は俺にだけ英語で話しかけてよって約束したあの日を、数年経った今でも鮮明に覚えています。 先生がオススメしてくれた参考書、いっぱい書き込みしてあって汚いし、クタクタで今にも破れそうだけど、ずっと大事に取っています。絶対に失敗できない日の前には枕元に置いて眠っています。そうすれば安心して、全て上手くいくような気がして。 そのおかげか、国内線のCAでも危うかったのに、国際線のCAになれるかもしれないくらいに英語ができるようになりました。 今でもあの時にした約束、忘れていません。 絶対、飛行機の中で会いましょうね。 卒業式であなたに渡すはずだったラブレター、CAとして再会できたら捨てられるといいな。 ありがとうございました。ずっとずっと大好きです。

22.桜庭薫

研修医ってどこの病院でもそうだと思うけど、職員のインフルエンザの予防接種の時なんかに練習のために打つ側として参加するんだ。桜庭先生の予防接種は結構不評で、みんな打たれた後は痛い~!って、先生は外科志望だから相手にする患者も麻酔で寝てるから注射痛くてもいいんだろうね、なんて文句言ってたなあ笑 内科の先生とか小児科の先生は注射が上手くて、みんなそっちに並んで桜庭先生の列はまばらだったんだけど、私は先生の方に並んでた。先生の顔結構好きだったし。あんな綺麗な顔してるからアイドルにもなるよね~。注射は腕腫れたし痛かったよ。

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