#私だけのアイドルだったのにな選手権 予選第12ブロック
皆様お疲れ様です。つのです!いよいよ#私だけのアイドルだったのにな選手権 予選第12ブロックです。今回の投票期間は1月26日0:00~1月27日23:50です。ご注意ください!投票フォームはページの一番最後にございます。好きなエピソード3つに投票してください。
- 1.古論クリス
- 2.天道輝
- 3.鷹城恭二
- 4.山下次郎
- 5.ピエール
- 6.桜庭薫
- 7.天峰秀
- 8.信玄誠司
- 9.紅井朱雀
- 10.硲道夫
- 11.握野英雄
- 12.北村想楽
- 13.舞田類
- 14.秋山隼人
- 15.硲道夫
- 16.葛之葉雨彦
- 17.円城寺道流
- 18.花園百々人
- 19.伊集院北斗
- 20.木村龍
- 21.渡辺みのり
- 22.九十九一希
- 23.黒野玄武
- 投票はこちらから!
1.古論クリス
10年前に絶対古論クリスだって人に出会って一目惚れした私の話なんですけど聞いてくれますか?? あの、静岡に有名な深海水族館があるんですけどそこに家族と行ったんですよ。 昔から魚とか海とか好きだった当時10歳の私、シーラカンスの冷凍保存をみて大興奮。ほんと、強そうで、歯が鋭くて、生きた化石ってだけでもカッコイイのに見た目までカッコイイとかマジやばいでしょ? でも6歳の弟はシーラカンス見るなりビビっちゃって。 たしかに当時の私たちとサイズが変わらないし、なんなら弟よりシーラカンスの方が大きいんじゃ?って感じだったからビビるのもわかるんですけど、ずっと「怖い」「早く帰ろうよ」って泣きついてくるからウザくて。 弟のワガママにどうしたものかと悩んでいたらお兄さんが声をかけてくれたんですよ。 「大丈夫です、この魚はとても優しい魚なんですよ」 背が高くて、おとぎ話の中から出てきたような顔立ちのお兄さん。 「普段は洞窟で暮らすような臆病な子ですから人を襲うことはありません。」 弟に目線を合わすようにしゃがんで話してくれました。 お兄さんの話を聞いてから弟も怖くなくなったのか、冷凍保存のシーラカンスをまじまじと見つめていました。私はお兄さんから目が離せなかったんですけどね。 美人なお兄さんで、魚のこと詳しいから飼育員さんかな?って思ってたら全然、普通のお客さんだったのマジびっくりした。 その水族館って、日によるんですけど館長自ら展示されてる深海魚について語ってくれるイベントがあって、そのお兄さん、客席で私らと一緒に話聞いてて。そこで「この人飼育員さんじゃないんだ」って気づいたんですよね。普通に質問コーナーとかで手上げて質問してたし。まるで子供みたいに無邪気なお兄さんだったんですけど、ほんとにイケメンで優しいし声も好きだし魚のこと詳しいから気になって気になって笑。 イベント終了後にお兄さんのことが気になるから後を追ってたら、館長さんとお兄さんがお話してて。 「今日も来てくれたんですねクリスさん!」って館長さんが言ってたから「あの人の名前はクリスさんって言うんだ」って覚えました。好きな人の名前って一生忘れないでしょ?未だに覚えてるもん。 その後お兄さんに声をかけたかったんだけど、弟に声かけられて目を離した隙に見失っちゃって。仕方なく館長さんに聞きに行ったんです。「さっきのお兄さんって何者なんですか」って笑。 「あークリスさんね!まだ学生なのに僕達プロ顔負けの知識量でいつも驚かされてるよ。」 どうやらこの辺では有名な人みたいで、月に何回も水族館にくる常連さんらしい。海洋学者?を目指してるんだとかなんだかんだと館長さんが話してくれましたが当時の私にはちんぷんかんぷん。 とにかく、クリスさんというお兄さんにもう一度会いたい。ただそれだけでした。かっこよくて魚のことも海のことも詳しくて、優しくて…。 クラスの男子がイモムシにみえるくらいにはイケメンだったと自信もっていえます。(クラスの男子ごめん) お兄さんともっとお話がしたい! その一心でその後も何回か家族でその水族館を訪れては、クリスさんが来ていないか確認するというストーカー染みたことをしていました笑 当時の私必死じゃん笑 でも残念ながら会えなかったんですよねぇ。 クリスさんって名前も、あの顔も、全部覚えていたから見間違いや人違いもしてない。何時間も水族館にいて魚じゃなくてお客さんの顔を見て回るという今やったら通報される様なことしてましたね。 結局、何度行ってもクリスさんに出会えず、初めてあったあの日以来会えずに月日が経つばかりでした。 あまりにも会えないから「あのお兄さんって実は人魚かなにかだったのか?」と思ってました。 10年経って、音楽番組に映る彼を見るまでは。 まさかと思った。初恋の人のような憧れの人の顔を忘れるわけが無い。しかし10年も経ってるし、他人の空似なんてことも有りえ…… 「Legendersの古論クリスです」 クリスだって!!!!!!!!!!!!間違いないじゃん!!!!!え!!??!彼アイドルだったの!!!?!???そりゃ顔がいいわけだ!!!! 急いで弟にもテレビをみせて確認しましたが弟は流石にお兄さんのこと覚えてなかった。ちくしょう。 普段あまり音楽番組なんてみないのにその日は画面に食いついて見てしまった。 クリスさん、番組内でもちょこちょこ海の話や魚の話してるし、この優しい声と話し方は絶対間違いなくあの時のお兄さんだって、確信しました。 それから色々調べて知りましたが、元々は大学で海洋学を教える教授だったんですね。一足遅かった。 というのも、私、今大学で海洋学を学んでるんです。 海のこともっと知りたくて、学科専用の船に乗って関東近海を調査ができる大学に入学したんです。10年前のクリスさんが「海洋学者を目指している」と知った時から気になってたので、大学は絶対に船に乗って海に出て直接自分の目で見れる学校に入ろうって決めてたんです。クリスさんの授業受けたかったよ〜!!うちの学校でも講師してくれ〜!!笑 水族館で出会ったときのお兄さんも素敵だったけど、 テレビで歌って踊るクリスさんはもっと素敵でした。 クジラの様な歌声、ビブラート、シビれる。 もう二度と出会えないんじゃないかと思ってたお兄さんとこんな形で出会えるなんて夢みたいですね。 クリスさんのおかげで夢を見つけたので、お礼も兼ねてファンレターを書こうと思います。あの水族館のシーラカンスの写真と、10年前の思い出も一緒に。
2.天道輝
輝くんはずるいよ。 彼と別れる時に私はこう言ったっけ。 輝くんとは大学2年の時に同じ授業を取ってたのがきっかけで1年半くらい付き合ってた。 優等生なのに気取らず明るくて誰にでも分け隔てなく優しい輝くんは皆の人気者だった。 最初はお互い一緒に高め合えたらって思ってた。でもさ、私はどんどん彼に追いつけなくなっていって。成績や就活もだけど…なんていうか、人間的に? 私が落ち込んでる時、輝くんは絶対励ましてくれた。優しい言葉をかけてくれたり、そっとしておいてくれたり。本当に良い人だったんだよ。 でもさ、当時の私にはそれが逆に辛くって。輝くんって完全無欠に見えたから、励まされるたびに器の違いみたいなものを見せつけられてるような気がしたんだよね。 だからあんな一方的な言葉をぶつけて別れちゃった。 あれから何年も経って、私は社会人になっても相変わらず要領が悪いまま。 だけどこの前仕事で落ち込んだ時に街中で流れてた歌が耳に入ってきて。初めて聴く曲だったけどすごくあったかくて、自然と涙がつたってきたんだ。 街頭モニター見上げたらびっくりしたよね。この曲歌ってるの元カレなんだもん。 あーあ、付き合ってたよりも私の心に寄り添ってくれるなんてさ。 やっぱり、輝くんはずるいよ。
3.鷹城恭二
鷹城くんとは塾が一緒でした。学校も別だったし話したことは殆どなかったです。でも何となく寂しそうな横顔、そして宝石みたいに綺麗な瞳に私は惹かれていて、それを眺める為に毎回隣を死守していました。 付き合いたいとかはなかったのですが、一度で良いから鷹城くんと話をしてみたい…!と機会を伺っている内に塾を辞め、学校を卒業し、気が付いたら私は大人になっていました。 ある日友人に誘われてBeitのライブへ行くことになりました。 ライブが始まった瞬間、鷹城くんがステージに立っていて驚きました。 鷹城くんの顔はあの時とは違い、凄くキラキラした明るい表情になっていたので、最初は別人か?と疑いもしました。 でもあの頃とは変わらない綺麗な瞳をしてたので、鷹城くんと確信しました。 時々、偶然鷹城くんと鉢合わせをして、友達になれないかな?と妄想をしてたのですが、まさかステージで鉢合わせをするとは…。 こんなに遠い存在になるならやっぱあの時勇気を出して声を掛ければ…と後悔しつつも、これからは色んな鷹城くんを見られると思ったら少し嬉しい気持ちにもなりました。
4.山下次郎
先生時代に生徒だった者です。情けないことに私は化学含む理系科目がてんでダメでして補習の常連でした。毎度テストの度に赤点か赤点ギリギリを取っているもんだから山下先生に覚えられてしまい、「お前またなの〜?俺前めっちゃ教えたのに〜」と言われるほどでした。 確か3年のときだったと思います。高校生活最後のテストぐらい本気出してやろうと思って猛勉強を重ね、その結果化学は勿論、ほとんどのテストで平均点以上を叩き出したんです。 嬉しくてテスト結果が出た日は1日中有頂天でした。その日の帰り際、偶然山下先生に会ったんです。呼び止められて振り返ると「おつかれ。テスト聞いたよ〜。頑張ったな」って頭に手を置いてくれたんです。 びっくりして言葉に詰まっている間に先生はいなくなっちゃってて、頭に違和感を感じて触ってみると1粒の飴があったんです。その瞬間にあの人こんなことするんだ〜!!ってなってそれ以来山下先生のファンになりました。その時もらった飴は帰り道に食べちゃったんですが袋は今でも大切にしまっています。
5.ピエール
ニホンゴ、あまり上手じゃないの、ごめんなさい。ピエールさまのコンヤクシャこーほ、でした。ピエールさま、ニホンでお勉強するから、コンヤクなくなりました。でもワタシ、ピエールさまのことをずっと好きです。ピエールさま、とても優しい。あたたかくて、すてきな人。さよならの時も、きっとエガオいっぱいの国にもどるようにする、言ってました。ワタシ、ピエールさま信じてます。みんなエガオになれる日、きっときます。ピエールさま、うみのむこうからでも応援してる、ます!
6.桜庭薫
桜庭さんが働いていた病院の下に併設されているコンビニがあるのですが、私は学生時代そこの店員でした。桜庭さんは私にとっていつも颯爽とコーヒーを買っていく格好良いお医者様でした。 ある日、彼の目元の隈が一段と濃い日がありました。憔悴しているともとれるその様に思わず出来上がったコーヒーを手渡しながら「お疲れ様です」とつい声をかけたところ、彼は少しまなじりを緩めて「ああ」と一言言葉を返してくれました。そっけなくも受け取れる一言でしたが、優しさが滲む、それでいて少し儚いその顔に私はやられてしまいました。憧れから好きに気持ちがひと段階進んでしまったのはこの時だったと思います。 それから何度か声をかけるたび、それに返事をもらえるたび、時たまコーヒーの受け渡しなどで手が触れてしまう、そんなごとに、心臓が跳ねて仕方ありませんでした。 ですが、気づけばある時から彼はパタリとコンビニにこなくなり、私も卒業・就職と共にそこを辞めてしまいました。それで終わり。そんなつもりでした。 だから、テレビで桜庭さんの姿を見たときは本当に驚きました。まさかアイドルになってしまうなんて。あんなにクルクルと怒ったり、微笑んだりと表情を変えてみせるなんて。毎日と言っていいほど顔を見ていたはずなのに、そこに映るのは知らない顔ばかりでした。愕然としました。 桜庭さんのこと、好きでした。本当に。だからこそもう顔を見ない人でいてほしかった。 でも、元気そうで、よかった。よかったです。
7.天峰秀
小学生の時、突然隣のクラスの天峰くんに「廊下にはられている書写の字、きれいじゃん」って言われた。運動も勉強もだめで鈍臭い私が何でもできる天峰くんに率直に褒められたのが嬉しくて、その日に書道教室に通いたいってお母さんにねだったのを今でも覚えている。 中学は別々になって、もう会っていないけど、まさかアイドルになってるなんて。私もいまだに書道続けているよ。
8.信玄誠司
クリスマスが近づくと彼のことを思い出します。 いえ、違いますね。彼のことは今でも毎日…ふとした瞬間に心に浮かびます。 信玄さんは真面目でかっこよくて、好きなところを挙げたらキリがないくらいです。何よりも仲間や家族を大切にする姿が好きでした。たった半年ほどでしたが、彼女でいられてとても誇りに思います。 そんな素敵な方を私の方から振ってしまうのはとても苦しくて、辛くて… 今でもあのときの信玄さんを思い出すと涙が止まりません。 クリスマスイブ、誠司さんと付き合えて初めて迎える特別な日 初めては記憶に残るものにしたくて、誠司さんには劣るけれど頑張って料理もして 私の部屋で二人きりでお祝いをすることに いざ乾杯をしようとしたときに彼のスマホが鳴って… 嫌な予感がしました。出ないでほしかった でも、誠司さんの仕事柄そんなわがまま言えないですし それに、もしかしたらご家族さんに何かあったのかも… 断りをいれて通話に出た彼に口パクで「大丈夫ですよ」と伝えました。 そのときの私はなんでもないような顔をできていたでしょうか… 通話を終えた彼は申し訳なさそうな表情で私を見ました あぁ、彼は行ってしまうんだなって… 今までも何度かデート中に帰ってしまうことはありました。 いつも「すまない。この埋め合わせは必ずする」と誠司さんが申し訳なさそうな、辛そうな表情で言うんです。 私はいつも「大丈夫ですよ。行ってらっしゃい」って見送るんです。彼が好きだと言ってくれた笑顔とともに でも…その日はできそうにありませんでした 誠司さんが何か言うより先に 「信玄さん、大丈夫ですよ。行ってきてください。」 比較的穏やかな声で伝えられたと思います…でも、少し震えていたのは彼にはバレていたかもしれません。それに、誠司さんではなく「信玄さん」と呼んだことにも… 私の普段とは違う様子に信玄さんが何か言いたそうにしていましたが、彼の荷物をまとめて玄関までせっつき見送りました そのあとは泣きながら誕生日祝い兼クリスマスイブの料理を一人で食べました その後泣き疲れて寝ていたようで、気づいたら朝でした スマホを見るとたくさんの着信がありましたが…声を聞いたら気持ちが揺らいでしまうのがわかっていたので 私からはメッセージアプリで「私と別れてください。疲れました。」と返信しました… 直後に連絡先はブロックしたので彼からの返信はあったのかどうかさえわかりません。 ひどい女ですよね。信玄さんの仲間や家族を大切にする姿が好きだったのに… いつの間にか、「どうして私を一番に大切にしてくれないの?」って思うようになってしまって これ以上嫉妬で醜くなる私を彼に見せたくなかった いつかはこんな日がきてしまうかもしれないと心のどこかでは思っていました でも、そのときは笑顔で別れたかった 彼のこれからが幸せでありますようにと伝えたかった… 自分勝手な私は、少しでも彼の心に残れればいいとあんな別れ方をしました。 TVで活躍する信玄さんを見るたびに別れてよかったと思っています。 きっと、彼女のままだったら信玄さんがアイドルになることを絶対反対していたと思いますから。 今はまだあのとき渡せなかった手編みのマフラーを残したままですが… アイドルの信玄誠司を応援できるようになったときはこのマフラーも捨てようと思います。引き摺った気持ちとともに…
9.紅井朱雀
小学4年生の時、1年だけ同級生でした。声が大きくて、運動神経も抜群だったので、やたら目立つ子って印象でした。 私は転勤族だったし、そもそも元が根暗だったので、友達を作らずクラスの隅っこで絵を描いてるタイプの人間だったんですが、1度だけ、紅井くんと図工の時間にペアになってお互いの似顔絵を描いたことがあります。その当時、私は男子なんてろくな絵出してこないだろとバカにしていたので、絵を渡された時、凄く衝撃だったのを覚えています。めちゃくちゃ悔しかったです。紅井くんは、毎日コソコソ絵を描いてる私なんかより断然、絵が上手かったです。 テレビで偶然同じ名前を見た時は、5倍くらい厳つくなってたので驚きましたが、人が喋る時相手の方を向いて話聞いてるところとか、変わんないなと思いました。多分思ってるより細かいところ見てる子なんだと思います。なのに、あの時誰にも言わないで秘密にしてた紅井くんの絵のセンスが、この間の某バラエティ番組で、絵心あるアイドル枠で、軽ーい感じで取り上げられてるの見てなんだか腹が立ったので投稿しました。恋とかじゃなくてすみません。ちなみに、似顔絵は今も大事に取っておいてあります。
10.硲道夫
友達みんなハザセンの生徒指導にうんざりしてたからあんま言えなかったけどハザセンのこと結構好きでした。笑 高二のバレンタインに没収承知で手作りのお菓子あげようとしたんだけど結局勇気出なくてあげらんなくて、後で家で食べたらもうめっちゃしょっぱくて!なんか悔しくてめっちゃ泣いたんだけどそこからハザセンに自信もって渡せるお菓子作ろうって色々やってるうちに製菓の道に進んじゃった。 結局ハザセン高二の年度末に辞めたからそれっきりなんだけど、今度お菓子買いに来てね笑
11.握野英雄
思い返せば恋したあの日は初めて職質された記念日でした。そんなに怪しい風貌じゃなかったと思うのですが職質されました。でもこれが運命の瞬間でした。彼はそんなこと忘れてるだろうけど、私は忘れません。そうして私は毎日職質されそうな人コーデを組む日々を歩んでいます。
12.北村想楽
大学の学部が一緒で1年生のときに何個か般教被ってたのがきっかけで友達になったんだけど、この時代にあんなビジュでインスタやってないのマジびびった。でもラインならあるよって交換してくれたしそれから他の人も入ってるグループワークとかで課題の話してたのに、気づいたらアイドルデビューしててまじか…ってなった。独特の雰囲気があって悪ノリしないし課題しっかり出すから良い人だなって思ってたのに。もう授業終わってグループ使わないから抜けようと思ったら、先に北村くんが抜けてるんだもん。それでアイコン押してトーク開いたら「今日の発表良かったよー」で終わってる。なんでブロックしてないのかな、って思って泣きながら私はブロックしたよ。
13.舞田類
学部は違うけれど、同じ大学の同じテニスサークルでした。 舞田君とは同学年だったこともあってサークル終わりに大人数で遊びに行くこともたまにあり気さくな性格の彼の事なので話しやすく接しやすかったです。 そしてあれは、大学三年生の時OBを交えたサークルでの飲み会の事でした。 あまりお酒は得意ではない私はウーロン茶を飲みつつ周りの話に同調したりサラダを取り分けたりしていると、隣に来たOBの先輩に「飲んでる?あーソフドリじゃん。すんまっせーん!カシオレひとつー!」なんて勝手に注文されテーブルに置かれた。 「飲み会なんだから飲んで楽しくならないと、ほらほら!」先輩にそう勧められわたしは苦笑いし「そうですよね。飲まなきゃですよね」とちびちびアルコールを飲むことになった。 グラスの中の4分の1の量が減ったところで顔が熱く触るだけで熱を持っていることがわかる。勝手にお酒を頼んだ先輩はトイレに席を外しているのでこのお酒をどうにかしたいな、と思っていると手に持っていたグラスがスッと誰かに取られてしまった。 いつのまにか隣に座っていた舞田君は私と目が合うと「shh…」と人差し指で静かにするジェスチャーをウインクをしながら私が持っていたグラスと手元にあったグラスを入れ替える。 私が困惑していると距離を詰めて耳元で「これはnon alcoholのカシオレだよ。俺が間違えて注文しちゃったんだけど、君のそのカクテルと交換して欲しいな」と騒がしい飲み会の中で私と舞田君しか聞こえない小さな声量で彼は話してくれました。 彼を好きになったきっかけはそんなお話しです。 今でもテレビのバラエティーやロケなどの放送で彼を見かけるとあの時の変わらない優しさが見れるのが嬉しいです。
14.秋山隼人
夏にあった高校生バンド大会からの秋山隼人担です!デビューからの古参ハイジョ担って人見かけるたびに脳内でマウント取ってます(笑) 同級生のバンドが出場するから友だち何人かと応援行ったんだけど正直あの5人の演奏しか覚えてません!出場してたバンドの中であの5人が1番楽しそうだった!秋山くんは途中でミスったりもしてたけどそこからの立て直しがすごくて、普通あんな大舞台でテンパっちゃったらグダグダになっちゃいそうなのにずっとキラキラしてたのが印象的でした。「音に感情が乗る」ってこういうことなんだってあの日初めて知りました。 ちなみに同級生のバンドは優勝して私はそのメンバーの男子に告白されたけどフっちゃいました。ごめんね。君が話してる時も頭の中であのギターが鳴り止まなかったんだもん。
15.硲道夫
大学時代、同じ研究室でした。ある日、明らかに寝不足の状態で来て、どうしたのって尋ねたら「一晩中、君に対する感情について考えていた。完全に証明することはできなかったのだが、おそらく恋愛対象として好意を抱いているのだと思う。私と交際してもらえないだろうか」と言われました。そのときは2人きりだったのですが、硲くんがあからさまに彼氏っぽいことをしようとするので、他のゼミ生にもすぐバレました。お互い初めての恋人だったこともあって友達の延長にしかならなくて結局半年くらいで別れたんですけど、社会人になって経験を積んで再会したらまた始まらないかなってちょっと期待してました。まあ、アイドルになっちゃったのでもう無理なんですけど。教員だけ集めた合コンに参加して、代わりを探しています。
16.葛之葉雨彦
それは私が高校3年生の春でした。家に蔵があり、親が清掃社に掃除を頼みました。玄関に掃除屋さんを迎えに行くと遥か頭上に顔がある人で思わず「でかっ!?」と言ってしまいました。失礼を詫びましたが掃除屋さんは「よく言われますんで」と笑っていました。 その葛之葉さんという珍しい名前の、背の高い掃除屋さんは、放置されて鼠が走っているような蔵をみるみるうちに綺麗にしていきました。 親に休憩にお茶を持って行くよう頼まれました。お茶を渡すと葛之葉さんに「ありがとな、お嬢」「ちょいと話相手になってくれないかい」と引き留められました。なぜか私の肩の方を見ていましたが、虫でもついていたのでしょうか。それとも、ここ数日肩凝りが酷かったのを見抜いていたのでしょうか。いや、そんなまさか。 「お前さん学生かい?」 「はい。高校3年生です」 「学校は楽しいか」 「……あんまり。受験勉強も上手くいってないし。クラス替えで仲良い子とも離れちゃったし」 「茶柱が立ってるな」 「えっ」 「これは縁起が良いな。しかし茶柱を人に見せると運がその人に移るらしい。お前さん、良いことあるぜ」 葛之葉さんのその一言は、受験や学校での不安で鬱屈していた私の心を少し晴れやかにしてくれたのでした。重かった肩もなぜだか軽くなりました。 蔵の掃除は1日では終わらず、1週間後に再度来てくれることになりました。 後日、コンビニに寄ろうとすると店内から一際背の高い人が出てきました。葛之葉さんといいわりと背の高い人って多いのかなと思っていたら、よく見ると本当に葛之葉さんでした。しかも、掃除屋さんの作業着ではなく、ライダースジャケットを着て、大きなバイクに向かって歩いていくからびっくりしました。葛之葉さんは私に気付き、 「よう、お嬢。学校の帰りかい?」 「今日は休みでね。バイクでひと走りしてきたんだ。憑き物が取れたような顔をしてるな。茶柱の効果かもな」 「また掃除に行くからよろしくな」 と話しかけて、バイクで走り去っていきました。 あんな大きなバイクに乗るような人だったなんて。掃除屋さんの姿とのギャップにびっくりすると同時に、何か胸の奥に熱いものが湧いてきました。肩は軽くなったのに、胸の奥は重くなっていく。なぜ? 葛之葉さんが2度目の掃除に来てくれました。2回目なので、もう背の高さに驚くこともなく出迎え、蔵に案内しました。 またお茶を持って行き、話をしました。 「葛之葉さんはバイクに乗るんですね」 「ああ。好きでな」 「……今日の掃除が終わったら、もう来てくれないんですか」 葛之葉さんは、私が見つめる瞳に熱が帯びていること察したのでしょう。少し困ったような顔をして、 「そんな目で見なさんな」 「お前さんが惚れるべきは俺みたいな男じゃあない」 そう言って、掃除に戻っていきました。 数年後、テレビで葛之葉さんを見ました。アイドルになったらしい。スタイルが良くてかっこいいもんなあ。スカウトされるのも納得した。 曲を聴いたりMVを見たりしてみた。 あの日私の心を掃除してくれた掃除屋さんは、今はファンの人の心を綺麗にしてるんだな。なぜだか誇らしくて、少し寂しい。 今でも葛之葉さんを見ていると、心は晴れやかに、肩は軽くなって、胸の奥は重く苦しくなります。
17.円城寺道流
高校生の頃、友達の部活の応援で行った大会で円城寺くんの試合を見ました。力強くて、正々堂々としていて、そして何より試合のあとの笑顔がとても印象に残っていて、友達が2回戦で負けたのに円城寺くんの試合をすべて見て帰りました。 以降の活躍もぼんやりとではありますが追っていたので選手を引退したことはとてもショックでした。それからラーメン屋をやっているという噂を聞いて、でも遠いしなかなか行ってみる勇気は出ないままでいたのですが、いつのまにかアイドルになっていて驚きました。テレビで見た円城寺くんの笑顔は高校生の頃に見た顔と少しも変わっていなくて、そのときにやっとあれが恋だったのだと理解して、ちょっとだけ泣きました。
18.花園百々人
中学3年のクラス替えの日、卒アルに載せるために業者さんにクラス写真を撮って頂いたんですけど、その時たまたま隣になったのが花園百々人くんでした。かっこよくて勉強ができて絵が上手い花園百々人という子がいると噂されていたので、名前だけは知っている状態でした。名札に花園とあったので、「この子が花園百々人くんか、かっこいいな」と失礼ながらじっと見つめてしまいました。今思えば、一目惚れだったのかもしれません。それからはずっと花園さんを目で追ってしまい、毎日学校に来ることが楽しくなりました。花園さんがいる日は1日が短かったし、お休みの日は退屈で1日がとても長く感じられました。私はすごく奥手なので、恋心を自覚してからも自分から話し掛けることはほぼなく、LINKを交換することも告白することもできませんでした。そんな私にも、話す機会があれば花園さんはとても優しく素敵な笑顔で会話してくれました。卒業式でありったけの勇気を振り絞って撮ってもらったツーショは、今でも大切に保存してあります。1年間同じクラスで過ごせたこと、同じ時間を共有できたことがとても幸せです。当時1人で思い悩んでいる表情をすることが多かったので、アイドル活動を通して少しでも幸せに過ごすことができていればなと思います。
19.伊集院北斗
1回だけ遊びました。まだモデルやってた頃だったのかな?あんまり興味ないからその時は知らなかったです笑 友達と遊んで解散したあとの夜の駅前で、なんとなくまだ帰る気にならなくてぼーっとしてたら声かけられたんです。チャラいですよね。かっこいいし私も暇だったから、多分行きつけだろうなーってバーで飲んで。並んでカウンターに座ったら、夜景なんか背負ってバーの照明できらきら光ってて、嫌味か?ってくらい綺麗でした。彼。 なに話したかぜんぜん覚えてないです。覚えてるのはやっぱり彼は眩しくて、きらきらの青い目が私だけ見てて、現実なのになんだかずっと夢みたいだったな。 その後雑誌で彼を見たんですけど、断然実物のがビジュ良いなーっておもいました笑
20.木村龍
木村は昔から運動神経は良くて、部活でもエース的存在だったと思う(曖昧なのは、本人の体質を見れば分かってもらえるだろう)。だからだろうけど、よく手紙とか呼び出しとかを食らってた。ただ、告白した側が本人の体質に疲弊してしまって勝手に別れを告げるという事が多かったらしい。同じ部活動で同じくエース的存在だった俺としては、「なんで木村ばっかり……」っていう嫉妬心もなくはなかったが、それ以上にあったのは「自分の思いを伝えられて羨ましい」という別の奴らへの嫉妬心だった。 何度も自分の気持ちを伝えようとしたけど、自分が抱いている気持ちは共に高め合う部活動の仲間として思ってくれている木村の気持ちを裏切っているような気がして、なかなか言い出せない。でも、卒業までには絶対に伝えようと思っていて、気がつけば3年の夏だった。 高校生として最後の夏休み、他県で行われる大会のために2泊3日の遠征が執り行われた。2日目に大会に参加し、1日目と3日目は移動や練習、ちょっとした旅行に使われる。また、一大イベントとして2日目の夜に花火で遊ぶ時間があった。気持ちを伝えるならこの時間しかないと思った。 当日、勢いがあって盛り上がる花火も尽きたあと、線香花火を見ながらそれぞれ思い思いに過ごす時間になった。俺は線香花火の火花が落ちないように慎重に木村に近づいていって話しかけた。 初めは大会の話だった。あの人の動きは過去最高だったーとか、噂に聞いていたあの学校は噂に違わない実力の持ち主だったーとか、そんな感じで。互いの健闘を称え合ったりもした。木村はやっぱり高め合う友として見てくれているという事が再確認され、嬉しいような、苦しいようなといった気持ちだった。 そして、話題は学校生活の話になった。進路の話、共通の友人の話、後輩の話、先生の話……こんな取り留めのない話をずっと出来たら良いのにと思いながらも、俺は決心して口を開こうとしたところのことで、先に口を開いたのは木村の方だった。 「実は俺……クラスの○○さんに告白されちゃって……!どうしたら良いと思う?」 クラスで人気者の女子の名前だった。そう聞く木村の顔は真剣なもので、同じ男性の俺に真剣に相談していることは一目瞭然だった。だが、木村の声は気持ち嬉しそうで満更でもなかったのが伝わった。木村にとって俺は「恋愛の相談ができる友人」でしかないという事が深くのしかかってきて、その後の記憶はあまりない。確か当たり障りのないことを言ったような気はする。自分の気持ちは墓まで持っていこうと決意した瞬間だった。 遠征の後は部活も引退し、真面目に進路のことを考える時期に差し掛かったからか話すことは少なくなった。卒業してからは一度も会っていない。 今は不運な体質とうまくやりながらアイドルをしているらしい。こんな運動以外取り柄のない男のことなんて忘れて、幸せにやっていることを願っている。
21.渡辺みのり
渡辺くんは多分覚えてないと思うけど、小5から中3まで同じクラスだったんだよね。 中学の途中から渡辺くんはあまり学校来なくなっちゃったし、怖い人とも一緒にいてみんなも「渡辺は変わっちゃった」って言ってたから最後の方は関わりもほとんどなかったんだけどね。 でも、たまに学校に来てお花のお世話をする時の優しい横顔は小学生の時からずっと変わらなくて素敵でした。 優しい表情でアイドルをしてる今の渡辺くんを見ると、私の初恋が渡辺くんでよかったなと思います。 これからも応援してします。頑張ってね。
22.九十九一希
九十九くんと高校1年の時、図書委員で一緒だった者です。 同年代の男子よりずっと大人びていてミステリアスで、つい目で追ってしまうような魅力がある人だなと思っていました。挨拶とか簡単な会話とかしかしなかったし、その頃から前髪は長めで表情は掴みづらかったけど、カウンターで本を読んでいる時の真剣で綺麗な横顔が、すごく神秘的で忘れられません。当番が同じになった日にちらちら横顔見てたのがバレてたら恥ずかしいですが、昼休みのその時間がとても好きでした。
23.黒野玄武
オウケン高校の図書館司書をしています。23歳です。 昔から本が好きで、たくさんの人に本の良さを知ってもらいたくて資格をとり、図書館司書になりました。 ある日知り合いから高校の図書館司書が足りないので来てくれないかと誘われ、市内の図書館から高校の図書室に移りました。 しかしながら、『学校の図書室』とはいうものの、利用者は限りなくゼロに近く、廃れた状態でした。 私の想像していた学校の図書室は、静かだけど生徒たちで賑やかな、そんな所だったのに。 このままではいけないと思い生徒の目を引くような本を置いたり、POPやポスターを作り校内に貼ったりと自分なりに工夫をしていました。 それでも利用者は極わずか。 「図書室を潰す」という意見も職員会議で出た程でした。 しかし、1人の生徒のおかげで、私も、図書室も救われる事になったのです。 4月。 その年を通して利用者が少なければ図書室を潰し、空き教室にすることが決定し、半ば諦めていた私の前に、5冊の本が置かれました。 「これ、借りてもいいですか」 見上げれば背の高い黒縁メガネをかけた生徒がいました。 一気に5冊も借りていくことに驚きながらも受付をすませていると、「ここの図書室は古いものから新しいものまであっていいな」「ポスターが校内にあって気になったんだ」「これからも楽しみにしてる」と、伝えてくれました。生徒の目を引くような本を集め、ポスターやPOPを作った過去の私が初めて報われた気がして、恥ずかしながらその子の前で涙ぐんでしまいました。 彼が図書室を後にしてからも、「黒野玄武」と書かれた貸出カードをしばらく眺めていました。 その後も彼は毎日図書室によってくれました。5冊も借りたのに次の日には返しにきて、時間を忘れて感想を語り合う日々が続きました。 あっという間に彼はこの図書室の本をほぼ網羅していました。 しばらくすると紅井朱雀くんという友達をつれて来て、朱雀くんでも読めそうな難しくない本を勧めていたりと仲のいいところ目撃したり、別の生徒たちが「玄武さんが勧めてた本ってこれか?」とたくさん本を借りていき、今までとは比べ物にならないくらい図書室の利用者が増えていきました。 全ては玄武くんが図書室で本を借りてくれた事が始まりでした。 彼がこの高校の『総長』だと知るのは少し後になってからでしたが、ちっとも怖くなんてありませんでした。 だって、彼の好きな作品も、好きな作者も、イチオシしている小説も、私はこの高校の誰よりも知っているから。 生徒と先生、ではなく生徒と図書司書という関係ではありますが、彼に惹かれていました。 「アイドル…?」 月日が流れるうちに、彼が図書室に来ることが少なくなり、何かあったのかと聞くとアイドルになったことを打ち明けてくれました。 朱雀くんとにゃこくんと一緒に、プロダクションに所属してトップアイドルを目指している、と。 有難いことに仕事が増えてきてな、と申し訳無さそうに眉尻をさげた彼の顔が忘れられません。 もし彼がこの高校を卒業したら、いつか気持ちを伝えようか、などと思っていた私に突然告げられた言葉。 「頑張ってね。応援してるよ」 それしか言えませんでした。 玄武くんのおかげで、図書室の存続は守られました。他の生徒も利用してくれるようになりました。ただ、玄武くんと過ごす時間が減っただけ。 彼がもし、アイドルになんてならなければ。 そんなことを思いながら、雑誌のインタビュー記事の見出しに視線を落とす。 『神速一魂・黒野玄武がイチオシする小説』 私だけが知っていたのに。 雑誌を戻して遠い存在になってしまった彼の名前が書かれた貸出カードを見つめる。 彼がまた図書室に来てくれる日を待っています。
投票はこちらから!
投票期間は1月26日0:00~1月27日23:50です。
次回の投票は1月28日0:00からスタート! お楽しみに!