私だけのアイドルだったのにな選手権

私だけのアイドルだったのにな…※アイドルマスターSideMの二次創作企画です。公式様とは一切関係ございません。

#私だけのアイドルだったのにな選手権 予選第5ブロック

皆様、お疲れ様です。つのです!

いよいよ「#私だけのアイドルだったのにな選手権」予選第5ブロックがスタートします!

投票期間は1月12日0:00~1月13日23:50 です。くれぐれもご注意ください。

投票フォームはページの一番最後にございます。「好きなエピソードを3つ」選んで投票してください!

編集上の都合上、改行を省略しております。ご了承ください。

 

1.天道輝

学校帰りに偶に見かける、赤髪の、人の良さそうな青年が居た。 その人は見かける度に人助けをしていて、ある日はお年寄りの荷物を持ち、ある日は道に迷ってる人の道案内をし…いつもいつも誰かを助けていた。私はその人の事を偶に遠くから見かける人程度の認識だったけれど、世の中にはとんだお人好しも居るもんだ、とその時は思っていた。  雨が降っていたある日、私は傘を忘れてしまった。いつもは確認するはずの天気予報をよりにもよって見忘れてしまっていたようだ。駅の周りには、雨宿りがてら時間を潰せそうな場所もなければ、コンビニもなく、傘を買うことすら出来ない。ツイていない。心も鬱蒼としてきたが、ずっと駅に居るわけにもいかず、諦めて濡れて帰る覚悟を決めた時のことだった。 「大丈夫か?…傘、要るか?」と、後ろから声を掛けられた。振り向くとそこには赤。太陽のような眩しい赤。あのお人好しさんだ!と私はすぐに気がついた。初めて近くから見た顔は想像していたより幼く、顎の部分には薄らと髭を生やしていた。幼い顔に不釣り合いなそれは、意外にも馴染んでおり、心配そうに下がった眉と揺れた瞳で、その表情はどこか大人びていた。そう、簡単に言ってしまえば、とても端正な顔立ちをしていた。 少し戸惑ってから私は、「いえ、大丈夫です。」と好意に甘える事なく素っ気なく返してしまった。たとえ今、傘を借りたとしても、返すのは簡単ではないだろう。だって私はこの人のことを知らない。 それなのに、赤い髪のお人好しさんは、「…そのまま帰るのつもりなのか?風邪引いちまうぞ?」と引かないつもりらしい。  何故全く知らない赤の他人にそこまで世話を焼けるのだろうか、普段ならば変な勧誘でもされるのではないかと疑っていただろう。でも、このお人好しさんにはこれっぽっちも思わなかった。いや、思えなかったのだ。曇りのない赤い瞳には、困っている人を助けたい、その想いだけがはっきりと滲み出ていたから。 だからと言って知らない人に甘える事はできない、しかしこれほどまで心配して声を掛けてくれた人を無碍に扱うのも如何なものか…何と返すのが正解なのかと悩んでたが、ふと疑問が浮かんだ。この人は私に傘を貸した後、自分はどうするつもりなのだろう?と。浮かんだ疑問をぶつけると、お人好しさんは爽やかに笑って「俺は大丈夫だぜ!2本持ってる!」と答えてくれた。うん、やっぱりその表情はどこか幼くみえる。私より年上の人に対して思う事では無いのかもしれないけれど、可愛らしい人だな、と思った。  いつまでもここで付き合わせるのも悪いし、2本持っているのであれば今はお言葉に甘えて、いつかまた見かけた時にきっと返すことが出来るだろう、そう考えて私は傘を借りる事にした。 お礼を告げ、また後日お礼をさせていただきたいという事を伝えると「そんな畏まらなくたって良いぜ、気をつけて帰れよ!」とまたまた爽やかな笑顔で手を振ってくれた。こんな素敵な笑顔の顔の整ったお人好しさんは、実はモデルとか芸能人なのではないか、あんなに素敵な人を芸能界が放っておくはずがない、と姿が見えなくなった恩人の事を思い出しながらルンルン気分で家に帰った。憂鬱だった心は天気とは違い晴れ晴れとしていた。  あの一瞬の出来事で、私の心も、雨からも救ってくれた突然表れた太陽のようなヒーロー。人の心を掴んで離さないその笑顔や、立ち居振る舞いはなんだかアイドルのようだった。私の心を救ってくれた、私だけのアイドル。また、会えると良いなと思った。  その翌日から、その人をその辺りで見かける事はなかった。何故あの時、傘をお返しする時にどちらに伺えば良いか、しっかりした場所を聞かなかったのだろうか。いや、初対面でずかずかと個人情報を聞くのも失礼だっただろう。いや、でもこんな事になるのなら聞いておけば良かった。  女子高生には不釣り合いな、持ち主の元へ帰れなくなった男物の傘を見る度に、そう思うのだった。

2.東雲荘一郎

高校が一緒でした。男です。アイツスタイルいいし顔やたらと綺麗だし料理(菓子作り)上手いしトークも面白いのに神谷の保護者枠で尻拭いして回ってるのが妙にダサくて好きでした。恋愛的な意味で。 高二はクラス一緒だったんで掃除当番とか授業のグループにかこつけて話しかけに言ってました。 最後の思い出にしようと思って高三のバレンタインに「俺にチョコくれねぇ?」って頼んだらちょっと眉しかめて「……なんでやねん」って言われたけど当日ガトーショコラとトリュフのセットとかいう本命にあげるんかみたいなラインナップ渡されてビビりました。当然美味かったっす。クラスの女子とかにはばら撒き用のココアクッキーでした。今のところこれが俺の人生の一番の自慢です。 連絡先も知らないんで卒業してから何やってんのかな~とかぼんやり思いながら生きてたらテレビから「東雲荘一郎です」って聞こえて寿命縮むかと思いました。 今は彼女とカフェパレ推しです。彼女も東雲推しなのでこの話は墓場まで持っていきます。言ったら殺されますからね。

3.橘志狼

志狼くんが小学2年の頃担任をしていた者です。 志狼くんはいつも元気で、男の子からも女の子からも人気なクラスの中心人物のような子でした。 毎日クラスメイトを誘ってはサッカーボールを蹴り、キラキラと輝くその姿はまさにアイドルの資質を持った子だったと思います。 そんな志狼くんにも疲れや葛藤があったのでしょう、「せんせぇ、おれ、しんどい」と小声で言ってきた時は小さな子供そのものでした。 保健室には先生がおらず、熱を測ったり話を聞いたりしているうち、志狼くんは泣き出してしまいました。「おれ、1番がいいよ、おれ、いっぱい頑張ってるよ」と顔を赤くして泣きじゃくるその姿を見て、思わず抱きしめてしまいました。 志狼くん。大きくなったね。君はいつでも頑張ってる。志狼くんらしく自信を持ってこれからもアイドルとして頑張ってね。

4.天ヶ瀬冬馬

 俺は唯一天ヶ瀬と同中で高校進学したんだけど、正直そこまで仲良くはなかった。ただのクラスメイト。 唯一の同中だったから進学してすぐの頃は授業でペア組んだりしてたけど、あいつすぐ友だち増やしてたし。 でもサッカーやってるところ楽しそうだなって見てたし、廊下ですれ違うと、はよ!って笑うんだよな。天ヶ瀬は学校でも人気者だったけど、それでも俺を忘れずにいてくれてるし、挨拶しなくなることはない仲なんだなってちょっと優越感あったよ。 クールなイメージで最初デビューした時は違和感あるなと思ってたけど、今は、あぁ俺の知ってる天ヶ瀬がそのまま全国レベルで人気出ちまったな、って。まぁ時間の問題だったかなって思ってる。

5.神楽麗

私の姉がヴァイオリンを習っていたのでよくコンクールについて行っていました。そこで、私が出会ったのが神楽麗くんです。 それまで、私は姉のヴァイオリンがいちばん好きだったのです。ですが、あの日、私の中のいちばんは神楽麗くんに変わってしまいました。 私はピアノを習っていたので、姉と2人で演奏するのが大好きで、いつか2人でプロになって一緒に演奏しようねと約束し合っていました。ですが、あの日、私は姉ではなく神楽麗くんのヴァイオリンにあわせてピアノを弾きたいと願ってしまいました。 コンクールで会った時に「麗くんのヴァイオリン、すごく綺麗です」と言ったことがあります。当時の私は彼のヴァイオリンにも「好き」と言えませんでした。私も音楽をする身として、音楽はその人に結びついてしまうと思っていたから。彼は「ありがとう。あなたも音楽をやるの?」と聞いてくれました。そう。まだ中学生にもなっていなかった麗くんは、私に向かって「あなた」と言ったのです。 私は「ピアノを弾いています。いつか麗くんと弾きたいです」と答えると、麗くんは「楽しみにしている」と言ってくれました。 それだけです。それから数年が経って、麗くんは表舞台から去り、今度はアイドルとして舞台に立っていました。彼の隣には、あの都築圭さんがピアノを弾いていました。 私はきっとこれから先、麗くんの隣で音を奏でることはないでしょう。きっと私はピアニストにはなれませんから。でも、その代わり、彼の見る先を照らす淡い光のひとつになれることを、幸せに思っています。

6.北村想

高校が一緒でした。なんだかんだ3年間同じクラスだったんですけど、1年2年の頃は全然喋ったことなくて、3年の1学期に初めて席が隣になってそこから話すことが増えました。 最初に北村くんのことが気になり始めたのはなんか急に隣で575詠み出して、なになになに!?ってなったところからでした。最初は俳句かと思ったんですけど、季語無いやつは川柳って言うらしいですね。これも北村くんに恋をして知りました。 髪色だけなんか特徴的な普通な大人しめの子、ぐらいにしか思ってなかったのでめちゃくちゃびっくりしたことを覚えてます。でもその川柳以外は割と普通だったので川柳がずっと引っかかってます。あとめちゃくちゃ語尾伸ばしてるのも気になりはするんですけどまったりしてて好きでした。 消しゴム落としたら拾ってくれるし、教科書忘れたら見せてくれるし、当てられた時分かんなかったらこっそり教えてくれるし。 全部なんか普通の優しさなはずなんですけど、それに「次は気をつけてねー」とか「これもお隣さんの務めだからー」とかちょっと笑いながら言ってくれたのがすごく好きでした。 北村くんってずっと呼んでたんですけど、卒業式の日に告白しようと思ってその時だけ想楽くんって呼んだんですが凄くびっくりした顔してたので、私に呼ばれるなんて思ってなかったんだろうなと思います。私ってそういう枠に入れてなかったんだなって。そう思ってその後は告白じゃなくて大学でも元気でねしか言えてないです。 今は接触系のイベントは避けて北村くんを追っかけてます。

7.古論クリス

古論クリスくんと中学の時同級生でした。遠足で水族館に行った時の話です。大きなメインの水槽のフロアで15分程度の自由行動があったのですが、集合時間を過ぎても1人だけ水槽に張り付いて離れない子がいました。なんとなく気になって隣に寄ると、頼んでもないのに目を輝かせて魚たちの解説をしてくれました。これが私と古論くんの出会いです。その後のクラス替えも進学先も違いましたが風の噂で海洋学者になったときいて密かにお祝いしていました。今度はアイドルになっていて驚きました。未だにあの時言われたあなたはダイオウグソクムシのように逞しいの意味が分かりません。

8.柏木翼

保育園で2週間ほど教育実習してました。自分とそれほど年変わらない若いパパがお迎えにきたなって思ったら担当先生から○○ちゃんのお兄さんと教えてもらいました。かっこよくていいお兄さんだなぁとお迎え時間がちょっと楽しみになったのは内緒です(笑)実際実習期間でしたので会えたのは2回ほどでしたけど、担当先生と一緒に見送りに出た際に実習生の自分に対しても「ありがとうございます。(実習)頑張ってください」と声かけてもらえたのはいい思い出です。今、保育士として頑張っています。

9.冬美旬

旬くんとは中3の時図書委員会で一緒でした。週に1回図書室での活動の時だけは夏来くんはおらず、旬くん1人でいつも私の隣に座って2人きりで黙々と作業をしていました。 普段は業務連絡しかしないのですがあの冬の日はどういうわけか旬くんと進路の話を少しだけしました。私と旬くんは偏差値が同じくらいなのでなんとなく同じ高校に行くのかと思っていたら、そこまで偏差値の高くない城南第一を考えてると言っていたのでなんだか意外だったのを覚えています。 私はきっと賢そうで少し寂しげなあの横顔が好きだったんだと思います。まさかアイドルになるなんて思わなかった。好きだって言えたらよかったな。あの冬の日の図書室のことは忘れてしまったと思うけど私は今でも覚えてるよ。陰ながら応援してます。今度ライブ行くね。

10.鷹城恭二

兄が鷹城くんと高校の同級生でした。兄の入学式の写真を見て顔がどタイプすぎて、ずっとファンを公言していました。私がファン1号だと思います。男子校でしたが、鷹城くんは近隣の他校の女子にも人気があったので、バレンタインは校門前で待ち構えている女子がいました。知らない人からはもらえないと他校の女子たちが全部断られていたなかで、私は兄経由で受け取ってもらえたし、ホワイトデーのお返しももらえたので、優越感が半端なかったです。卒業式のときも、卒業生の親族として参加して、式が終わったあとツーショを撮ってもらいました。今思うとあの時サインもらっておけばよかったなって思います。普段は頼りない兄ですが、鷹城くんと仲良くなってくれていたことはずっと感謝してます。

11.葛之葉雨彦

 2年くらい前ですね。当時働いていたスーパーに半年ほど清掃で来てくれていました。 清掃は丁寧だし、店員に話しかけられても楽しそうに応じるし、加えてとても背が高くて綺麗な顔立ちをしていたので、彼はあっという間に定員内での人気者になりました。私もきゃあきゃあと嬉しそうにしている店員たちを背に、清掃中の彼をぼんやりと見つめては「かっこいいな、好きだな」なんて思っていました。 清掃担当区域が変わるんです、と彼が言った時、私たちは大いに悲しみました。最後に気持ちを伝えようと思いましたが、結局勇気が出ずに彼はどこかへ行ってしまいました。行き先は、誰にも教えてくれませんでした。 先日テレビを点けたら、あの人が綺麗な衣装を着て歌番組に出演していてとても驚きました。あの人が、アイドル。食い入るように画面を見つめました。楽しそうに歌って踊り、カメラに微笑んでみせる彼を見て、なんだか無性に寂しくなってしまいました。随分と遠いひとになってしまった、なんて。ただの清掃員とバイト、会話したこともないのに。私はなにを期待していたのでしょうか。いえ、期待なんて。私はただ、スーパーで清掃をしていた「あの人」がそこにいないことに、切なくなっただけだと思います。 でもあの時のように、神経質そうにスーパーの床を磨いていた彼がまだ彼のなかにいると、私は信じています。アイドル活動、頑張ってほしいです。

12.都築圭

圭先生が臨時特別講師として音大に来てくれた時の、元教え子です。恋愛がテーマの曲が課題曲になったときにダメ元で圭先生に付き合って欲しいとお願いしたところ、いいよと温かく受け入れてもらいました。きっと深い意味はなくてこれが私にとっていい経験になることを願ってなのでしょうが、あの日々は今でも私の大切な思い出です。ちなみに、テストが無事に終わりお礼を言ったら、役目は果たしたとばかりに振られました。笑顔で「じゃあお別れだね」と言われたのは初めてです。せっかくだったのでブルグミュラーを弾いてもらいました。

13.握野英雄

高校一年の頃の同級生です。彼とは同性です。彼は人相が良くないからか周りに遠巻きにされることが多く、私もそうして遠巻きにしていた1人でした。彼のことは何も知らなかったのに、周りのクラスメイトの雰囲気で、なんとなくそうしていました。 それは忘れもしない、8月17日のことです。夏休みの課題を溜め込んでいた私は、家では捗らないからと図書館に向かっていました。その道中で、握野に会いました。会ったといっても、話してもいないし目も合っていません。握野の方はきっと覚えていないと思います。彼は道端に屈んでいました。その傍には一頭のドーベルマンが行儀よく座っていて、そこから少し離れたところに年配の女性が握野と同じように屈んでいたんです。何をしているのか気になったけれど話しかけることなどできなかった私は、図書館に行くという目的など忘れ、植木の陰に隠れて様子を窺っていました。しばらくすると握野が立ち上がり、片手を上げ女性に駆け寄りました。嬉しそうに女性に声をかける彼に、私はその時初めて彼の声を聞いたことに気が付きました。 どうやら、女性が大切にしていた小さなピアスを落としてしまったようで、偶然通りかかった握野はそれを探すのを手伝っていたようです。 それから、私は夏休み中図書館に行くたびに握野を見かけました。彼はいつもドーベルマンを連れていたので、きっと散歩のコースか何かだったのでしょう。彼が人助けをしているのを見たのはピアスの件の一度だけでしたが、彼を見かけるたび、私は彼が優しい人だということに段々と気が付きました。 あの日の彼の優しい行動や、嬉しそうに弾んだ声、いつもの鋭い目つきが綺麗に綻ぶことを知った私は、彼に惹かれていました。それを知っているのは私だけだという優越感すら抱いていました。 これは余談ですが、私が見かける彼はいつもドーベルマンを一頭だけ連れていましたが、一度だけ彼の家族だと思われる男性と一緒に二頭のドーベルマンを連れているのを見たことがあるので、彼の家には二頭のドーベルマンがいるんだと思います。 彼とは、高校一年生の一年間だけ同じクラスでした。彼と直接話したことはついぞ一度もありません。彼が私を認知していたのかもわかりません。連絡先も知りません。彼と話す機会は、きっとこれからもない。そして私があの夏を忘れることも、ないのだと思います。

14.舞田類

舞田くんとは高校生の時に同じクラスでした。 梅雨頃の席替えで舞田くんと前後の席になりました。私が前の席、舞田くんが後ろの席です。配られたプリントを後ろに回したり文房具を落としたら拾ってもらったり、席が近いぶん舞田くんとの関わりは増えていきました。じめじめして暗い梅雨の時期なのに舞田くんと話せば気持ちがどんどん晴れていくようで、毎日学校に行くのが楽しかったのをよく覚えています。今思えば、舞田くんのことが好きだったのだと思います。 夏休みに入ってからは学校もなく、舞田くんとの関わりはゼロになってしまいました。そして夏休みが明けてすぐに席替えがあり、舞田くんとは席が離れてしまいました。席が離れてからも舞田くんと話す機会はありましたが、次の学年に上がった時にはクラスも分かれてしまい完全に関わりが絶たれてしまいました。そして、舞田くんと卒業式で写真を撮ることもできないまま高校を卒業しました。 最近、舞田くんがアイドルをしていることを高校時代の友人から聞いて知りました。アイドルをしている舞田くんを見るたびに、あの頃の気持ちを思い出します。舞田くんは昔以上にきらきら輝いていて、もう私の手の届かないところにいるんだな、と寂しく思うばかりです。

15.伊瀬谷四季

文化祭のステージで彼に出会いました。 キラキラとした笑顔や透き通って力強い歌声全てが大好きでした。 時々廊下で見かける時、すれ違うクラスメイトに元気いっぱいに挨拶する姿、体育では元気な所と真逆にヘロヘロになりながら弱々しくボールを投げる所も、授業を聞かずにイヤホンをしていて窓の外を見つめている姿、授業に集中しろと叱られている姿。ずっと見ていました。 1度挨拶をした事があります。話した事もないクラスメイトなのにも関わらず、私の名前を覚えていて「おはようっす!」の一言にこの世の全てが煌めいて見えました。 いつか想いを伝えられる日が来たらと考えていました。 その数日後の事です。とある雑誌に軽音部のメンバーが載っていたのです。 友達とどうして?と思いながらも気がついたら雑誌とレシートを握って店を出ていました。 もう彼とは住む世界が違うんだと突きつけられたのを覚えています。 ただの軽音部の高校生だった彼を返してほしい。315プロダクションが憎いとその日1日自室の枕に突っ伏して、意味もわからず涙を流していました。 今ではこんな失恋の仕方があるもんかと笑い話のひとつになっています。

16.木村龍

 同じ中学校でした。 中学一年の体育祭の100m走で、運動が得意ではなかった私は途中で転んでしまい、膝は痛いし、周りの目は暖かったけどそれが妙に恥ずかしいし、転んだ自分のことを笑っている気がして、待機列でずっと俯いていました。 すると突然、周りで応援していた子達の反応が変わって、顔を上げた瞬間、木村くんがかなり派手に転んでいました。最下位になってしまっても、笑顔で走り抜けた彼がとてもかっこよく見えました。 退場した後、一人で医務室に行ったら木村くんに会って、彼の方が傷が多いのに大丈夫だった?痛くない?とこちらの心配をしてくれました。本当に優しくて明るい人だと思いました。 それ以来、私は中学校三年間、木村くんのことが好きでした。今まで誰にも言えなかった初恋でした。 長々と書いてしまってすみません。 今でもずっとアイドルの木村龍くんを応援しています。

17.硲道夫

高3の時ミッチーにめっちゃ助けられたよ✌️ 昔からなんとなく美容系の学校に行きたいな〜って思ってたんだけど、ウチ勉強全然がんばってこなかったし飽きっぽいしで周りからめっちゃ反対されてて超悩んでたの。でもウチも日頃の行い?からそうなるのなんとなーく分かってたからもういいや〜笑ってなっちゃってて、でもその事ミッチーにちょっと話したら「君の夢を君が否定してどうする、もっと先生を頼りなさい」って!!!!あの時のミッチー、マジでかっこよくって好きになるところだった笑その後色々勉強とか受験のいろんな方法?とかも一緒に調べてくれて〜、しかも私だけじゃなくてクラス全員だかんね!?マジ先生すごいって思った!!!今の夢はね、いつかミッチーのヘアメイク担当すること〜!夢にむかってがんばる楽しさはミッチーが教えてくれたからね!絶対担当するかんな〜!待ってろミッチー!!!

18.若里春名

元同級生でした!過去形っておかしくない?って感じだけど、あいつ留年したんで笑 当時何度もアプローチかけてデートもしたのにぜーんぜん脈なくてだるかった〜。大体あれがデートだってわかってたんかなあいつ笑 アイドルやってることよりまだ高校2年生なのが衝撃笑笑 うちらもう高校卒業したのに笑笑笑 あの時付き合ったとしても今絶対別れてるだろうな〜!

19.山下次郎

山下次郎がアイドルになる前の3年間、同じ高校で教師をしていました。 山下次郎は常に楽をしたがるし、当時20代のくせに一人称は「おじさん」だし、ギャンブルが好きだし、髪はボサボサだし、すね毛は生えてるし、姿勢も悪い。その程度の男でした。 それに、山下次郎は必ず誕プレを用意してくれるし、美容院に行った次の日には「髪型変えました?似合ってますね」とか言ってくるし、2つに割るアイスを買ってきて片方くれるし、必ず車道側を歩いてくれるし、必ずハンカチを持ち歩いてるし、必ず肯定から入ってくれるし、必ず重たい荷物は持ってくれるし、上腕二頭筋と腹筋が実はすごいし、化学苦手な生徒への対策資料を徹夜して作るくらいには実はめちゃくちゃ生徒想いだし、ラジオ体操のキレがすごくてオリンピック種目なら金メダルだし、料理の腕はミシュランガイドに載るレベル。その程度の男でした。

20.花園百々人

あの、ここだけの話ですよ。ももくんのこと。いつも人に囲まれてて、キラキラしているももくん。どんなことも完璧にこなせるの、私と大違い。今から話すこと、スキャンダルにならないよね?えへへ、内緒話をしちゃうね。 ももくんのふにゃふにゃの声が大好き。ももくんは私の存在を認めてくれる。ももくんが好きって言ってくれるだけで私は生きてる意味がある。それくらいももくんが大好き。私だけのももくんだったときのお話するね。お休みの日は私のお家の決まりで会えなかったから、ももくんが学校に来た日に放課後の1時間くらいを一緒に過ごしてたよ。ほとんど勉強してたけどね。休憩にフードコートのソフトクリームをわけっこして食べたりもしたよ。ペロペロ食べてる姿が愛おしくて、いつもソフトクリーム買いに行ってたなぁ。 でもみんなといるときのももくんと、私のそばにいてくれるももくんは声色も表情も一緒。私がそう思い込んでたのかもしれないけど……特別になりたかったから、なんか……苦しかった。 キスも私からの1回きり。ももくんのくちびるはすごく熱くて、甘かった。このまま食べちゃいたいって思うくらい。ももくんは腰に手を回してくれたけど、手は冷たくて少し震えてた。 だからそういうのもそれっきり。好きって言ってくれるけど、言葉だけじゃなくてその先が欲しかった。だからお友だちに戻ったの。私、イヤな子かな。いやいや、私の事なんてどうでもいいか。 あのね……ここからが本当の秘密。 初めて会ったときからなんだけど、ももくんはたまに冷たいオーラをまとってて、瞳のキレイなピンクの色も、透けて消えちゃいそうになるの。そういうときのももくんは誰の声も届かない。数秒くらいだけど。それでね、このこと多分誰も知らないの。ももくん、アイドル?になっちゃったし。ももくんが変なウワサで叩かれるのイヤで、今まで自分だけの秘密にしてきた。まだ学校だとそういう雰囲気感じるときあるから、このことを知ってる人がももくんの傍にいてくれますように。そう思って今日は話をしにきたんだ。 はー、あの時私が欲を出さなかったら、消えそうなももくんを抱きしめてたら、今も傍にいてくれたのかな。なーんて今さら言っても遅いよね!異性の友だちはスキャンダルのタネだから消える予定だよ。どこの誰かわからないけど、聞いてくれてありがと! バイバイ、大好きなももくん。

21.黒野玄武

黒野くんとは同じ中学でした。施設で暮らしているし、時々喧嘩で怪我をしていることもあって、結構近寄りがたく思っていた人も多かったみたいです。でも、成績優秀でいつも学年1位でした。私は勉強だけが取り柄だったので、いつも黒野くんに負けて悔しい思いをしていました。それで、黒野くんに分からない問題を質問していたのですが、とても分かりやすく教えてくれるんです。施設でも歳下の子とかに教えてあげてたのかな。あと、いつも睨んでいるように見えるけど、近くで話しているとそんなことはなくて、タレ目なこともその時気づきました。結構視力が悪かったんでしょうか。私は今でも人を好きになったことがないので、この気持ちが恋かどうかは分かりません。でも、少なくとも今までで一番興味を持った人ではありました。アイドルになった黒野くんを見ていると、あの頃よりも雰囲気が柔らかくて、楽しそうで、良かったという気持ちと同時に、あの時勇気を出して声をかけたのは自分だけだったのにな、という気持ちが湧いてきてしまいます。気持ちの整理がつけば…という想いでエピソードを送らせて頂きましたが、取り留めのない文章ですみません。国語系統が苦手で……そういえば、彼は得意でしたね。

22.渡辺みのり

Beitの皆さんが同じ商店街で働いていたことは有名ですが、その当時渡辺さんに告白してフラれました。 商店街の近くの高校に通っていたのですが、学校帰りに家の仏壇の花を買うのが私の担当だったので、1.2週間に1回花屋に通っていました。花のことはよくわからないので最初は完全にお任せしたり、母の指示があったときはそれを伝えていたりしたのですが、用意してもらっている間に何の花か聞いたり、おすすめを聞いたりしているうちに花以外の話もするようになって、自分の最近の悩みなんかも聞いてもらうようになりました。お姉さんみたいで話しやすかったのが最初の印象でしたが、よく見るとピアスがっつり開いてるなとか、細いのに背は高いし腕とか結構がっしりしてるんだなとか、優しい声なのにたまに雑な口調になると男の人って感じするな、とか思ってるうちに好きになってました。 告っても絶対相手にされないとは思っていたので、卒業式のあと卒業祝いのブーケでも作ってもらってついでにさらっと気持ちだけ伝えさせてもらおうって決めてました。なのに、式の後でお店に行ったらもうすでに私への卒業祝いのブーケがプレゼントとして用意されていたので号泣してしまって、泣きながら告白する迷惑なガキになってしまいました。一生の不覚です。それでも私の告白をありがとうって受け止めてくれて、優しくてかっこいい、いまでも憧れのお兄さんです。 

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投票期間は1月12日0:00~1月13日23:50です。

次回の投票は1月14日から!お楽しみに!